週刊金曜日79号 1995.6.23 目次、民間基金は慰安婦の解決にはならない
P70 民間基金は慰安婦の解決にはならない 西野留美子
この基金は戦争責任の認識に立つ戦後補償ではない。
・結果責任の罠
民間基金構想を聞いた韓国在住の元慰安婦金学順さんは「なぜすっきりと国として個人補償を引き受けるといってくれないのか」と、怒りをあらわにした。
・何を詫び、何を反省したのか
与党プロジェクトチームの中間報告:強制的に朝鮮女性を慰安婦に連行することを黙認した朝鮮植民地支配の体質と過ちには言及されなかったし、酷業条約等々の国際条約違反を行ない、朝鮮女性や侵略地、捕虜収容所の女性を慰安婦にして慰安婦設置を推し進めた過ちと責任、さらに戦争の侵略性、慰安所制度そのものの犯罪性についての言及はすり抜けてしまった。
当然国家が果たすべき責任を「国民的な償い」にすり変えた。
戦争責任、戦後責任が明確にされないこの基金構想では、女性たちの受けた数々の人権侵害の回復は果たされるものではない。
・責任を果たすための道
戦後補償を考える弁護士連絡協議会、戦後補償立法を準備する弁護士の会 戦後補償法制定を求め、「外国人戦後補償法」を検討している。




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