週刊金曜日 631号 2006.11.17 目次、国民投票法年内がヤマ場
週刊金曜日 631号 2006.11.17 目次

P4金曜アンテナ 「やらせ」逃げ切り衆院採決か 野党結束で教基本法攻防大詰め(星徹),「市民排除」の論理 やらせ問題で露呈(永野厚男)、改憲手続法廃案に!「政治的意味考慮を」
教育基本法「改正」を阻む4 TMでの「やらせ質問」は、文科省主導で行われていたことが明らかとなった。いじめ自幸生や必修科目未履修の問題も噴出している。
10.26日比谷野音 緊急中央行動に日教組委員長はいなかったのである。 佐高信
P8国民投票法年内がヤマ場 今井一 投票行動=投票結果に最も大きな影響を及ぼすと考えられるのはマスメディアにかかわるルール設定だ。スポットCM,キャスター・パーソナリティーが自らの意見を表明すること、活字媒体の意見広告

P29 辻元清美の永田町航海記リターンズ12 防衛庁「省」昇格法案 額賀前防衛庁長官の参考人出席拒否 社民・民主抜きで安保委員会強行開催。
郵政民営化まであと1年 効率化施策の失敗で現場力喪失 郵政公社になって3万人もの郵政労働者が職場を去った。
・かなわない希望 集配局の統合で200キロ以上の遠距離配達を強いられるところも。
・失敗だらけの「アクションプラン」次から次へお思い付き的なJPS(トヨタカンバン方式)をひねり出す一方で、140年間蓄積された郵便アイテムは惜しげもなく捨てられた。
現場の局長・課長はじめ誰しもが「郵便の配送は、クルマをつくるのとは違うんだよな!」と怒りをあらわにしている。
大量のなれない非常勤の導入によって誤配・不着の苦情が殺到した。
安倍
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<> 2006.11.17
___________________________________________________________『週刊金曜日』
【1】今週号のことばから
【2】一筆不乱(編集長コラム)
【3】注目の記事
【4】今週号目次と次号予告
【5】最近話題の「裏窓」
【6】催し物のお知らせ
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【1】今週号のことばから
堂本暁子知事は、言っていることとやっていることが逆ではないか。(永尾俊彦 ライター)
ライス国務長官ていいね。足を組み替える時が一番いいね。(無名人)
毒を食らわば皿まで。行ってきました。「冬のソナタ ザ・ミュージカル」。(烏賀陽弘道 ジャーナリスト)
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【2】一筆不乱(編集長コラム)
久しぶりに訪日した韓国の友人が嘆く。「日本人は暗くなった」
掌にのる観葉植物をパソコンの脇に置いた。
(つづきはホームページでどうぞ)
[一筆不乱]はこちら
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【3】注目の記事
■シリーズ警察の闇
「現代の特高」公安の無法
弾圧続く関西生コン労組
露骨な大阪府警の「組合つぶし」(安田浩一)
これは「捜査」の名を借りた労働運動弾圧だ。
ささいなことで労組幹部を逮捕し、徹底して長期間勾留することで運動の弱体化をはかる。
大阪府警+公安は、資本に雇われた労務屋か。
乱発される「免状等不実記載」の恐怖
思想を狙った逮捕攻撃(本誌編集部)
免許証と住民票の住所が違ったという誰にも思い当たるようなありふれたミスで極悪犯人扱いされ、逮捕・家宅捜索までされたあげく、1週間以上も勾留されるケースが全国で続出している。
こんな公安の手口を許していいのか。
つぶされた平和なメーデー
「道交法違反」を口実にした不当逮捕(本誌編集部)
公安に取り囲まれたキャンパス
法政大学で何が起きているか(本誌編集部)
「Nシステム」で1日に4回職務質問
それでも「捜査は適切」?(本誌編集部)
■早急に具体的な意見・提案を
国民投票法年内がヤマ場(今井一)
教育基本法「改悪」などの動きの陰で、「継続審議」となる模様の国民投票法案。だが、法案の中身自体は今臨時国会中(12月15日まで)に確定する見通しで、今まさにヤマ場を迎えている。
改憲の是非を決める極めて重要な制度の設計に関与する最後の機会。
私たちがなすべきことは何か。■メディア・ウォッチング(1)
「君が代」妨害 北海道道人事委が処分取り消し
画期的裁決をベタ記事扱いにした
全国紙の見識を疑う(高嶋伸欣)
■郵政民営化まであと1年
効率化施策「アクションプラン」の失敗で現場力喪失(三浦芳則)
郵政公社になって3万人もの郵政労働者が職場を去った。
効率化施策「アクションプラン」にもとづく過酷な現場「改革」のゆえだが、それは「職場の荒廃」しかもたらさなかった。
このまま民営化して大丈夫なのか。
「郵政民営化」を絶叫していた小泉政権は去ったが、後継の安倍政権であるかぎり、危惧は続く。
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【4】今週号目次と次号予告
ホームページ上で一部全文公開しています。
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P7.風速計 委員長不在(佐高信)
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警察の闇 第6弾 「現代の特高」公安の無法
P16.弾圧続く関西生コン労組 露骨な大阪府警の「組合つぶし」(安田浩一)
乱発される「免状等不実記載」の恐怖 思想を狙った逮捕攻撃
/つぶされた平和なメーデー /公安に囲まれたキャンパス
/「Nシステム」で1日に4回職務質問(本誌編集部)
P8.国民投票法 年内がヤマ場 早急に具体的な意見・提案を(今井一)
P12.「戦争のできる国」へ 津々浦々で“訓練”が始まった(上羽修)
P15.新連載 メディア・ウォッチング(高嶋伸欣)
P24.告発手記 だれか私を私と証明して
菊地直子と呼ばれて(下)(山崎えり子)
P48.「全入時代」到来で存在意義問われる大学教育(荒井香織)
P50.郵政民営化まであと1年 効率化施策の失敗で現場力喪失(三浦芳則)
P54.三番瀬に埋め立ての危機
第2東京湾岸道路が巨大カキ礁を破壊(永尾俊彦)
P56.「子どもの居場所」を文部科学省は切り捨てるな(天野一哉)
P29.辻元清美の「永田町航海記」リターンズ(12)
やらせ連発でも止まらない国会
P23.米国「中間選挙」 草の根大衆の歴史的な一票一揆(霍見芳浩)
P30.ロンドンからの手紙 「ウソつきブレア」後の労働党(小野信彦)
P36.ずぼらのブンカ手帳(3)
行ってきました「冬ソナ」ミュージカル!(烏賀陽弘道)
話の特集 第265集
P32.無名人語録(永六輔)
P32.身の上下相談(中山千夏)
P34.いろはうた(9)(和田誠)
P35.編集後記(矢崎泰久)
生活情報ページ 暮らし・くらし・KURASHI
P37.セカンドライフの自立術(3) 介護が必要になるその前に(石川由紀)
P38.金曜日的マネー術(9) 住宅ローン、めざせベストチョイス(稲毛ゆか)
P40.新・買ってはいけない(80)
資生堂/TSUBAKI・シャンプー、コンディショナー、トリートメント(境野米子)
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きんようぶんか
P41.読書/この3冊
『ひきこもりからの出発 あるカウンセリングの記録』横湯園子=著(雨宮処凛)
『歌舞伎町事変1996~2006』権徹=写真 李小牧=文(金香清)
『枯れ葉剤とガーちゃん 物語ベトナムに生きて-1』早乙女勝元=著(編集部)
P43.読み方注意! 『在日の耐えられない軽さ』(李英哲)
P44.映華館『敬愛なるベートーヴェン』
音楽館『彼女はカリオカ』『スローモーション・ボサノヴァ』
『HEMO+MOOFIRE presents SOCA SOCA SOCA volume2』
観客席『砂のクロニクル』
P46.きんようぶんか案内板・非マスコミ紙誌『wamだより』
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P11.政治時評
協力して政府与党を追及し悪法を廃案にできないのなら何のために野党があるのか(吉田有里)
P14.経済私考 企業優遇に傾斜した安倍成長戦略 個人は増税、法人は減税の不公平(山田厚史)
P31.貧困なる精神(305) 「南アルプス」に大規模自然破壊計画(本多勝一)
P47.人権とメディア(374) 「犯罪白書」 メディアが作る「治安悪化」(中嶋啓明)
P53.国際時転 ニカラグア(伊藤千尋)
P58.歯科講座(15) 歯周病を治す 1(口腔衛生指導)(大野純一)
P59.自我作古(415) 「――にする」学習(筑紫哲也)
P2.日本国憲法(41)(写真・長倉洋海 解説・伊藤真)
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P5.金曜アンテナ
「やらせ」逃げきり衆院採決か 野党結束で教基法攻防大詰め(星徹)
「市民排除」の論理 やらせ問題で露呈(永野厚男)
改憲手続法廃案に! 「政治的意味考慮を」(小林拓矢)
創価学会会長辞任で池田体制さらに強化(天城慶)
信販会社よ、おまえもか OMCに履歴改竄の疑い(三宅勝久)
強い風当たりのなか、朝大50周年フェス(呉陽希)
客をなめたらいけません 猛烈アイフルに賠償命令(三宅勝久)
ニカラグア大統領 オルテガ氏返り咲き(伊高浩昭)
フリースクールの中学 葛飾区に来春開校(奥地圭子)
P6.教育基本法「改正」を阻む(4)(星徹)
P28.『金曜日』で逢いましょう(舛田妙子さん 北川大)
P64.読者会から/市民運動案内板
P66.金曜日から
P67.珈琲破壊(43)(岡本光博)
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P60.投書
真の愛国心教育とは憲法を愛する教育(塙藤徳)
「非核三原則」と広島・長崎(押川恵一)
「核不使用宣言」をさせよ(石垣敏夫)
無責任な政治家と質問しないマスコミ(小谷喜典)
改憲論者と護憲論者双方に問いたい(井上二郎)
そもそも世界史の必修化に無理がある(小路田泰直)
効力を失ったも同然の「瑞浪教育」(当馬敏人)
いじめ被害者に問う倫理の崩壊(外岡則和)
タバコ自販機は廃止せよ(山本由美子)
『トヨタの正体』を読んで(舘敦)
P63.論争
再び公務員に労働基本権を!(舘崎正二)
次号予告
◆ 続 トヨタの正体(1) 道路特定財源でもマスコミ操作
◆ いじめの“真犯人”は文部省だ 内田良子
◆ “過労死促進法”の恐怖 棗一郎
◆ 山谷えり子研究(3) 公選法違反の疑い
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【5】最近話題の「裏窓」
とってもきれいなサルをCMで見た
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【6】催し物のお知らせ
なくそう!議員特権
つながろう!みどり・共生・平和の市民派議員
私たちは議員特権を
キッパリ拒否します
11月23日(木・休日)18時半~20時半 (開場18時)
東京・なかのゼロ小ホール(JR中野駅南口5分)
記念講演 二木啓孝/音楽と発言 アンニャ・ライト/議員特権・全国自治体調査結果報告ほか
参加費 1000円
呼びかけ団体 虹と緑の500人リスト運動・ネットワーク横浜・みどりのテーブル
問合せ TEL・FAX042-306-6090 Mail
cp@no-giintokken2007.net
協 賛 『週刊金曜日』


ディスカッション
コメント一覧
SECRET: 1
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拉致問題について
52歳 男性
いつも、興味深く拝見させていただいてます。
いぜん進展がない、上記の問題について、日ごろ疑問に思っていることについて述べたいと思います。
拉致問題がこれほど大きくクローズアップされるようになったのは、2002年の日朝ピョンヤン会談以来のことです。
もちろん、それ以前から拉致の事実は黒にちかい疑惑とはされてきましたが
この会談で、北朝鮮はなんと自ら拉致の事実を公式に認めました。
その当時からずっと疑問だったのは、なぜ、北朝鮮は自らこれを認めたのか、ということです。
人権意識に目覚めたなんてことがあの国にあるわけはないし、証拠をつきつけられて認めざるをえない状況に余儀なく
追い込まれたわけでもありません。
何十年もずっと、とぼけ続けていたのですから、何もあえて自らこれを認めて自らの立場を悪くする必要などないはずであり
当然そこには、なんらかのメリット計算があったはずです。
司法取引というものがあります。
検察が容疑者に対し、自ら罪を認め証言するかわりに便宜を図るように交渉するシステムです。
この会談では、まさにこれに近いことが行われたのではないでしょうか。
つまり、北朝鮮が自ら拉致を認めれば日本側はなんらかの利益を提供する。
具体的には、 拉致を認める → 国交正常化 → 経済援助といったところではないでしょうか。
結果はどうだったでしょうか。 北朝鮮は拉致を認め、一部の拉致被害者の日本訪問を実現させた。つまり約束を果たしたわけです。
ところが、どうでしょう。
当たり前といえば当たり前ですが、日本の世論は怒りに沸き立ち、経済援助どころではなくなりました。
拉致された家族はテレビで非道を訴え、これをあおるかのような一部政治家やマスコミは北朝鮮を連日非難し
当初一時的な訪問とされていた拉致被害者もそのまま日本に定住させました。
日本は約束をまもらなかったのです。
それどころか、経済援助どころか自らの責任は棚上げにして手のひらを返したように非難の大合唱に転じたのです。
私は北朝鮮の立場を弁護するものではありません。
しかし、結果として北朝鮮は約束を守り、日本は約束を破りました。
この司法取引は大失敗であり、日本外交は取り返しのつかない大きなミスをしたといわざるをえません。
これの意味するところを考えて見ましょう
北朝鮮は犯罪者にたとえれば、誘拐犯でありテロリストです。
警察は、人質の命とテロの防止を第一として、犯人との交渉を行いました。
要求を聞こう、そのかわり人質を解放しテロはするな というわけです。
これは、警察として当然の手段だといえます。
犯人は交渉にのってきて、交渉は成功に終わるかにみえました。
ところが、なんということか、警察は約束を自ら破ったのです。
もし、これが現実の犯人だったらどうでしょう。怒り狂った犯人により人質は皆殺しにされ、仕掛けられた爆弾により多数の死者
がでる大惨事になり、警察は非難のまととなるでしょう。
今回の交渉を日本側のミスととらえる論調は少ないですが、私が思うにこれはそのぐらいとんでもないミスだったのです。
ちょっと考えれば、拉致が事実とわかれば、日本の世論、拉致被害者の家族は怒り、国交正常化につながるなんてことは
ありえないことは簡単に予想できたはずです。
そんなことすら予測できずに、安易に交渉をすすめ、失敗したあとは責任をほっかむりしひたすら北朝鮮非難をくりかえす
外務省、日朝国交正常化を自らの手柄にしようとした小泉首相 この責任はかぎりなく重いといえます。
以上の推測は根拠のないものでしょうか。
まあ、もしこれが計算したもので、だまして拉致を認めさせること自体が目的だったとしたら、それはすごい交渉と思いますが。
私見ですが、拉致に対する国家としての関与を認めさせてはいけなかったのだと思います。
明らかな嘘っぱちであったとしても国家内の一部の犯罪集団のしたことぐらいの建前を残しておかなくては、
北朝鮮は逃げ場を失うかたちとなりその後の展開が困難になってしまうからです。 まさに、今のように
以上、述べてきましたが、
本当に不思議なのは、繰り返すようにあの傲慢でうそつきの北朝鮮がなぜ拉致を自ら認めたのか、
この、交渉の中でなにが話し合われ、何が行われたのか、この疑問点を追求した報道がまったくといってよいほどないことです。
現在のねじれた関係をなんらかのかたちで打開するには、当然これらの真相がどうであったのかが非常に大きなポイントになります。
交渉の中で北朝鮮は、徹頭徹尾日本をあざむいていたのか、 それとも、約束をまもらなかったのは日本だったのか。
なぜ、北朝鮮は自ら拉致を認めたのか。
繰り返しますが、私は北朝鮮の立場を弁護するものではないし、拉致犯罪の非人道性についても重々承知しています。
しかし、拉致問題の進展のためには、自らの失敗を認めずに非難一辺倒のままでは、本当の意味の進展はないものと思います。
なぜなら、どんな交渉でも最低限の信頼を相手にもたせなくては成功はありえないからです。
現状では、このようなことを書くこと自体、非国民扱いされそうですが本当の拉致問題の解決に向けて思うことを書いてみました。
-以上
SECRET: 0
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> 拉致問題について52歳 男性いつも、興味深く拝見させていただいてます。いぜん進展がない、上記の問題について、日ごろ疑問に思っていることについて述べたいと思います。 拉致問題がこれほど大きくクローズアップされるようになったのは、2002年の日朝ピョンヤン会談以来のことです。もちろん、それ以前から拉致の事実は黒にちかい疑惑とはされてきましたがこの会談で、北朝鮮はなんと自ら拉致の事実を公式に認めました。その当時からずっと疑問だったのは、なぜ、北朝鮮は自らこれを認めたのか、ということです。人権意識に目覚めたなんてことがあの国にあるわけはないし、証拠をつきつけられて認めざるをえない状況に余儀なく追い込まれたわけでもありません。何十年もずっと、とぼけ続けていたのですから、何もあえて自らこれを認めて自らの立場を悪くする必要などないはずであり当然そこには、なんらかのメリット計算があったはずです。司法取引というものがあります。検察が容疑者に対し、自ら罪を認め証言するかわりに便宜を図るように交渉するシステムです。この会談では、まさにこれに近いことが行われたのではないでしょうか。つまり、北朝鮮が自ら拉致を認めれば日本側はなんらかの利益を提供する。具体的には、 拉致を認める → 国交正常化 → 経済援助といったところではないでしょうか。結果はどうだったでしょうか。 北朝鮮は拉致を認め、一部の拉致被害者の日本訪問を実現させた。つまり約束を果たしたわけです。ところが、どうでしょう。 当たり前といえば当たり前ですが、日本の世論は怒りに沸き立ち、経済援助どころではなくなりました。拉致された家族はテレビで非道を訴え、これをあおるかのような一部政治家やマスコミは北朝鮮を連日非難し当初一時的な訪問とされていた拉致被害者もそのまま日本に定住させました。日本は約束をまもらなかったのです。それどころか、経済援助どころか自らの責任は棚上げにして手のひらを返したように非難の大合唱に転じたのです。私は北朝鮮の立場を弁護するものではありません。しかし、結果として北朝鮮は約束を守り、日本は約束を破りました。この司法取引は大失敗であり、日本外交は取り返しのつかない大きなミスをしたといわざるをえません。これの意味するところを考えて見ましょう北朝鮮は犯罪者にたとえれば、誘拐犯でありテロリストです。警察は、人質の命とテロの防止を第一として、犯人との交渉を行いました。要求を聞こう、そのかわり人質を解放しテロはするな というわけです。これは、警察として当然の手段だといえます。犯人は交渉にのってきて、交渉は成功に終わるかにみえました。ところが、なんということか、警察は約束を自ら破ったのです。もし、これが現実の犯人だったらどうでしょう。怒り狂った犯人により人質は皆殺しにされ、仕掛けられた爆弾により多数の死者がでる大惨事になり、警察は非難のまととなるでしょう。今回の交渉を日本側のミスととらえる論調は少ないですが、私が思うにこれはそのぐらいとんでもないミスだったのです。ちょっと考えれば、拉致が事実とわかれば、日本の世論、拉致被害者の家族は怒り、国交正常化につながるなんてことはありえないことは簡単に予想できたはずです。そんなことすら予測できずに、安易に交渉をすすめ、失敗したあとは責任をほっかむりしひたすら北朝鮮非難をくりかえす外務省、日朝国交正常化を自らの手柄にしようとした小泉首相 この責任はかぎりなく重いといえます。以上の推測は根拠のないものでしょうか。まあ、もしこれが計算したもので、だまして拉致を認めさせること自体が目的だったとしたら、それはすごい交渉と思いますが。私見ですが、拉致に対する国家としての関与を認めさせてはいけなかったのだと思います。明らかな嘘っぱちであったとしても国家内の一部の犯罪集団のしたことぐらいの建前を残しておかなくては、北朝鮮は逃げ場を失うかたちとなりその後の展開が困難になってしまうからです。 まさに、今のように以上、述べてきましたが、本当に不思議なのは、繰り返すようにあの傲慢でうそつきの北朝鮮がなぜ拉致を自ら認めたのか、この、交渉の中でなにが話し合われ、何が行われたのか、この疑問点を追求した報道がまったくといってよいほどないことです。現在のねじれた関係をなんらかのかたちで打開するには、当然これらの真相がどうであったのかが非常に大きなポイントになります。交渉の中で北朝鮮は、徹頭徹尾日本をあざむいていたのか、 それとも、約束をまもらなかったのは日本だったのか。なぜ、北朝鮮は自ら拉致を認めたのか。繰り返しますが、私は北朝鮮の立場を弁護するものではないし、拉致犯罪の非人道性についても重々承知しています。しかし、拉致問題の進展のためには、自らの失敗を認めずに非難一辺倒のままでは、本当の意味の進展はないものと思います。なぜなら、どんな交渉でも最低限の信頼を相手にもたせなくては成功はありえないからです。現状では、このようなことを書くこと自体、非国民扱いされそうですが本当の拉致問題の解決に向けて思うことを書いてみました。 -以上