戦争刻む伝える 沖縄戦風化させぬ 大阪市大正区

2025年9月19日

http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000000606260003より引用。2006年06月24日
沖縄に関する資料収集や図書の貸し出しをしている「関西沖縄文庫」(大阪市大正区小林東3丁目)は、関西に住む沖縄戦の体験者から当時の体験を聞き取る活動を始め、記録集にまとめることになった。沖縄戦の実態を風化させないよう、体験者の協力を呼びかけている。
 大阪を中心に関西には多くの沖縄出身者が住むが、沖縄出身であることを隠す人が少なくなく、周囲に沖縄戦体験を証言することもほとんどなかったという。だが同文庫を主宰する金城馨さん(53)は、歴史教科書から日本軍の住民への残虐行為や、集団自決などの記述が消えるなど、沖縄戦の実相が伝えられなくなっている状況に危機感を持った。
 「本土に住む沖縄戦体験者は、沖縄差別を日常のなかで感じることが多く、なぜ沖縄が本土の『捨て石』になったかを体感している人は多いはずだ。侵略戦争を正当化するような風潮が強まるなかで、身近なところから聞き取り作業をして事実を積み重ねていくしかない」と金城さんは言う。
 沖縄出身者が集まる行事などを通して聞き取りに協力してくれる人を見つけていく。
 問い合わせは同文庫(06・6552・6709)。