週刊金曜日 875号 2011.12.9目次 #橋下徹 氏を勝たせた「弱者」の論理 内田樹


橋下徹の「わかりやすさ」中島岳志
橋下氏の示す「わかりやすさ」とは、単純化のことである。大阪市役所や既成政党といった「敵」を単純化し、既得権威を解体すればうまくいくというヴィジョンを見せることである。
しかし、本来のわかりやすさとは、わかりにくい事象を丁寧に噛み砕いて、多くの人に理解して説明すること。
維新は都構想の「区割り案」の選挙前の提示を徹底的に拒否し続けた。住民にデメリットが「わかる」議論になってしまう。
断言や単純化がウケる背景に、シニシズム(冷笑主義)に基づく救世主待望論があるのだろう。「ハシズム」を拒絶するためにやるべきことは、日々の暮らしの中にあるはずだ。
橋下徹氏を勝たせた「弱者」の論理 内田樹
維新が掲げた政策は、基本的にグローバル化を推進。富の偏在、貧困層の絶対的な拡大は経済のグローバル化による。
有権者は政策の内容を吟味して投票したわけではない、「社会を変える」という言葉に期待を託した。
雄渾な構想力を持った国家ビジョンが政治家、官僚、知識人にもない、それが日本の悲劇なのです。
当面、大阪府教育条例や公務員条例の可決阻止に、大阪の教員は全力で抗議行動を起こしてほしい。
面従腹背の教員たちに教えられる子どもたちはさらに不幸です。
貧困なる精神498本多勝一 沖縄の利用価値を重視・計算した米国ー千島列島は日本領(紙智子氏に聞く)中
投書 大阪府・民主主義放棄の選挙結果(68歳男性)
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以下、2011.12記
<> 2011.12.9
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【1】注目の記事
【2】編集長コラム
【3】今週号目次と次号予告
【4】近刊のご案内
【5】イベントのご案内
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【1】注目の記事
■チェルノブイリは警告する
ロシア人小児腫瘍科医が発表
低線量内部被曝と遺伝 平井康嗣
チェルノブイリ原発事故による被曝・健康データをもっとも持っている
ロシア連邦立小児血液・腫瘍・免疫研究センター。
そのセンター長ら子どもへの被曝を研究している医師たちが来日し、
福島のこどもたちの健康を考える上で重要な報告をしていったのである。
◆中川原章 ・千葉県がんセンター長に聞く
“フクシマ症候群"への備えを
■佐高信、祝島をゆく
愛郷一心
中国電力・上関原発の今
ここは孫子に残す島 佐高 信
東京電力・福島第一原発の事故を受けて建設が
一時中止となっている中国電力・上関原発計画。
豊かな海が広がる建設予定地の向かいにある祝島に評論家の
佐高信(本誌編集委員)と平井康嗣本誌編集長が向かった。
◆編集長が見た"背中のもぐさ"上関
彼らは、事故るまで見えないふりをする 平井 康嗣
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【2】編集長コラム
編集長後記
流行語大賞が発表されたが、今年は呆れた。
どうでもいいと思うが、これが文化として残っていく。
大賞のなでしこジャパンは確かに私の好感度も高い。「どや顔」もしないし。
問題だと思うのは原発関連の言葉が「風評被害」しかないのかということだ。
これはあまりにも恣意的すぎる。
ちょっと考えても、「福島第一原発」「ただちに人体に影響はない」「内部被曝」「シ
ーベルト」「暫定基準値」「ホットスポット」「出てこい清水」「班目でたらめ」「脱原発」など、
ちょっと偏向しているのかもしれないが、今年定着した言葉はいくらでもあるはずだ。
帰宅難民より「自主避難」が深刻だ。ラブ注入より「海水注入」に世間は釘付けだったはずだ。
米国ですら海渡雄一、福島瑞穂夫妻を「グローバルシンカー」一〇〇人に選んでいる。 理由は脱原発だ。
ついに流行語大賞は「メルトダウン」したのかもしれない。
あれ、審査員には姜尚中さんと鳥越俊太郎さんがいるのか……。バラエティ化を極める日本が怖い。(平井康嗣)
(過去の編集長後記はホームページでどうぞ)
[編集長後記]はこちら↓
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【3】今週号目次と次号予告
最新号目次はこちら↓
ホームページ上で一部全文公開しています。
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【4】近刊のご案内
★新・買ってはいけない8原発事故が引き起こした食品の放射能汚染 私たちのライフスタイルが問われています。
今回は個々の商品の検証はもちろん、要望の高い「買ってもいい商品」と「食品添加物の
見方と避け方」まで指南します。
★貧困なる精神24集 「英語」という“差別” 「原発」という“犯罪”
米国に心も命も収奪された日本人
日本が「英語」によって支配されている「隠れた差別問題」を指弾した「英語」帝国主義と、
原発という「想定されていた人災」を追及する論考・対談を2本柱に構成。
原発の問題は、今年(2011年)3月11日に発生した大震災以降、本誌で連載したものを所収。
また、本誌の編集委員でもあった筑紫哲也氏を追悼するために、筑紫氏も出席した
佐高信編集委員・椎名誠編集委員(当時)の両氏もまじえた対談を再録。
さらには、本多氏が子どものころに描いたマンガ原稿も公開しているが、そこには
「今ヤ日本ハアメリカニ降伏セリ」「以上デコレモ終ワリデスガ」という文字も・・・・
・・。 刺激的で機知に富んだ評論・批評集。
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【5】イベントのご案内
★12月8日の開戦は真珠湾から?
実はマレーシア・コタバルが1時間前だった!
--アジア・太平洋戦争開戦70周年・証言集会--
証言者:葉徳明(マレーシア)+元日本兵/講演:高嶋伸欣
日時:12月10日(土)15時(開場14:40)
場所:かながわ労働プラザ(石川町駅北口3分)
参加費:1000円(学生無料)
問合せ:090-9346-5884(吉池)
主催:アジア・フォーラム横浜
協賛:『週刊金曜日』
★鎌田 慧著『残夢──大逆事件を生き抜いた坂本清馬の生涯』
刊行記念トークイベント
検察腐敗の原点
鎌田 慧(ルポライター)×鈴木邦男(一水会顧問)
日時 12月13日(火)18時30分~20時(開場18時)
※対談終了後にサイン会あり
場所:東京堂書店神田本店6階
東京都千代田区神田神保町1‐17
JR御茶ノ水駅徒歩8分
地下鉄神保町駅徒歩3分
参加費500円(要予約)
◆お申込方法:東京堂書店に直接電話かメールで予約してください。
TEL:03‐3291‐5181
Mail :tokyodosyoten@nifty.com
問合せ:金曜日業務部 TEL:03‐3221‐8521
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俺の注目記事
・P7事故になれば福島の比ではない。もんじゅ研究者が指摘 核爆発する危険が軽水炉よりずと高い。(略)琵琶湖も汚染され関西はだれも住めない。 政府が存続に固執する理由、核武装しやすいから。
P60貧困なる精神 沖縄の利用価値を重視・計算した米国 本多勝一
P61投書朝日ニュースターがなくなる!!来年3月でスタッフ全員解雇となるらしい。


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