週刊金曜日2012年8月10,17号原発と原爆、アスペルガー症候群
<> 2012.8.10
_____________________________『週刊金曜日』
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【1】注目の記事
【2】編集長コラム
【3】今週号目次と次号予告
【4】近刊のご案内
【5】イベントのご案内
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【1】注目の記事
■敗戦特集 原爆と原発
ヒロシマ、ナガサキ、ビキニ
そしてフクシマ
敗戦から67年を経た敗戦記念日にあわせ、
本誌は昨年に続き原発と原爆の関係を問う。
東京電力福島原発はいま現在も放射性物質を放出し続ける。
住民の不安は続くのに、官僚・政治家の多くは
人々の声に向き合おうとしない。
核武装の必要性を高らかに説く勢力まで出てきた。
私たちは、ヒロシマ・ナガサキ・ビキニの
悲痛な経験から学ばなければならない。
そして、核による被害者をこれ以上出さないよう声を上げよう。
あらゆる機会に! あらゆる場所で! 何度でも!
●福島菊次郎。90歳。
「ヒロシマからフクシマへ」
戦い続ける写真家
僕にとって原爆と原発は同義語。
救済されず、のたうちまわって
亡くなっていった。
広島の被爆者の実態を見てきたから、
同じ風景を福島の未来に
重ねざるをえない。
●被曝2世 108人の肖像 吉田敬三
●吉田敬三インタビュー 西山俊一
●対談 ビキニ事件から福島への警告
被曝からX年後に何が起こるのか 島田興生×伊東英朗
米国が太平洋のビキニ環礁で水爆実験を行なってから58年が経った。
「もう安全」として米国は島民を帰還させようとしているが、
不安は消えない。ビキニのいまは福島の未来と重なるのか。
元島民を記録し続ける写真家・島田興生さんと、
マグロ漁などで被曝した漁師たちを追跡した
映画『放射線を浴びたX年後』の監督・伊東英朗さんが話し合う。
福島の対応は、ビキニ事件の教訓を
一切踏まえていない。
放射能が同心円ではなく帯状、
葉巻状に流れた問題ですね。──島田
福島が「X年後」にビキニ事件と同じように
なっていくことを、
繰り返してはいけないんです。──伊東
●"脱原発派"に転じた西尾幹二氏と小林よしのり氏
「核武装に欠かせない」論の
奇矯さを嗤ってすませられるか 能川 元一
原発と原爆の核技術が密接に重なっていることや、
原発導入の陰に核武装の思惑が
潜んでいることがあらためて浮かびあがってきた。
だが、核武装に反対する声は大きくはなっていない。なぜなのか。
◆『日経』共催のシンポジウムで飛び出すホンネ!
日本に原発を続けさせたいジャパンハンドラーの思惑 伊田 浩之
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【2】編集長コラム
今週号は昨年に続き原発と原爆の特集となった。
原発震災以後、広島と長崎の原子力爆弾を振り返る上では、原子炉を用いる原発を無視することはもはやできない。
手塚治虫はアトムとウランをきょうだいにしたが、アトムの宿敵にはプルートゥ(死後の世界を司る神)と名付けている。
これが半減期二万四〇六五年のプルトニウムの語源になっている。
高速増殖炉のもんじゅや廃炉になったふげんの名前も、成仏を求め修行する菩薩の名に由来する。
核武装論者の安倍晋三元首相は、東京電力福島第一原発事故を「わたしたちの知恵と技術で克服していく」と語った(私は「克服」とか「撲滅」という言葉が嫌いだ)。
しかし科学者は原子力を知恵と技術で克服したくてもできていないと理解していたからこそ、ウランとプルトニウムを使う技術に対し、付け焼き刃的に仏教に依存したのだろう。
政府が実施した全国の意見聴取会でも原発依存度ゼロを希望する人が七割を占めた。
知らないことを知っているのはこの人たちだ。(平井康嗣)
(過去の編集長後記はホームページでどうぞ)
[編集長後記]はこちら↓
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【3】次号 8月10日号(907号)予告
●特集 台所で減らす放射能
<食>で内部被曝から身を守る 白石久二雄
放射能に負けない体を作る食事 境野米子
●新・買ってはいけない
「制汗ウオーター」を使うと病原菌が感染しやすくなる!?
8×4、シーブリーズ、ギャツビー
●リュック・ベッソン監督インタビュー
●新型学力テストがこども社会を壊す
●「誘導面割」が招く冤罪の恐怖
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【4】近刊のご案内
★暴走するバイオテクノロジー科学は人類を裏切るのか──
二メートルの人造巨大鮭、死んだペットが蘇るクローン動物、そしてサイボーグ人間……。
これらはSF世界の話しではない。研究者のつくった実験室で生まれた、あるいは生まれようとしているのだ。確かに、人間は「神」の力を手にしつつある。だが、こうした「生命操作」は〈想定外〉の危険、恐怖をはらむ。本書はその驚愕の実態を抉る。
★税金は金持ちから取れ 富裕税を導入すれば、消費税はいらない
個人金融資産1400兆円、企業の内部留保は300兆円、「相続税」の事実上の税率は二%以下、実質的に世界一高い日本の消費税、なぜ庶民の税負担率はトヨタ自動車の社長より高いのか?数多くのデータをもとに、この時世でも急増する億万長者をめぐる実態を元大蔵官僚が暴く!
★本当に怖い電磁波の話 身を守るにはどうする?
2011年6月、世界保健機関(WHO)が携帯電話から出る電磁波について
「発がん性の可能性あり」という評価結果を下した。IH調理器、スカイツリ
ー、盗難防止ゲート、携帯基地局……電磁波の恐怖はケータイやスマホだけで
はない。
★新版 のんではいけない薬必要な薬と不要な薬
のんでからでも遅くない、治療者必読の書!
薬害と闘い続けた医師が医薬業界の間違った常識を打ち破る。
医師でNPO法人医薬ビジランスセンター(薬のチエック)理事長である著者
がさまざまな薬の危険度と効用を分析・解説する。
★刑事告発 東京電力 ルポ福島原発事故
私たちは被曝してから一年が過ぎた──
福島原発事故の「当事者」が、事故当日から今後の刑事告発&告訴までを記し
たルポルタージュ。学者、文化人、報道機関などの「罪」を追及。田原総一朗
氏も「証拠」資料とともに俎上に。原発を追って25年以上の著者にしか書け
ない「真実」。
★尾木ママと考える 大震災後を生きる希望のヒント
尾木ママが報道や教育のあるべき姿を語る。
2011年の大震災・福島原発事故を経験した日本、いま、私たちは何を学ぶ
べきなのか、
どうすべきなのか。おネエ系人気の秘密、報道のあり方、子ども・若者の変化、
教育のあるべき姿、おとなに求められることなど、
石坂さんがリードしながら、尾木先生が超辛口批判&提言。
テレビでは見られない尾木先生の踏み込んだコメントに注目!
★残 夢 大逆事件を生き抜いた坂本清馬の生涯
100年前、明治末期の「大逆事件」で幸徳秋水ら12人が刑場の露と消えた。
事件をでっちあげて特定の政治勢力に弾圧を加え、時代の風潮を変える検察の
“国策捜査”はここに始まり、いま現在も続いている。
ことは検察だけではない。大逆事件はいまも多くのことを教えてくれる。
死一等を減ぜられて生き延び、戦後に再審請求を闘った坂本清馬の生涯は
いまの暗い時代にこそ強い輝きを放つ。
★世界が決壊するまえに言葉を紡ぐ
秋葉原事件から3・11以後へ──中島岳志
私は「言論ゲーム」「批評ゲーム」に飽き飽きしている。
何か大きな出来事があると、既製の枠組みを使って気の利いたことを発信し、
あっという間に忘却していく。
興奮気味に過剰な解釈を加えながら、時間がたつとまた次のネタに過剰反応し、
結局多弁という失語状態が永続する。
あとには何も残らない。
その残像の中で大切な問いは破棄されていく。試されたのは瞬発力のみ。
それが果たして言論なのだろうか。言葉なのだろうか。
本書は私が言葉をぶつけ合いたい人たちと行なった対談の記録である。
みんな言葉を持っている。そこには言葉がある。届く言葉がある。
★新・買ってはいけない8原発事故が引き起こした食品の放射能汚染 私たちのライフスタイルが問われ
ています。
今回は個々の商品の検証はもちろん、要望の高い「買ってもいい商品」と「食
品添加物の見方と避け方」まで指南します。
★貧困なる精神24集
「英語」という“差別” 「原発」という“犯罪”
米国に心も命も収奪された日本人
日本が「英語」によって支配されている「隠れた差別問題」を指弾した「英語」
帝国主義と、原発という「想定されていた人災」を追及する論考・対談を2本
柱に構成。
原発の問題は、今年(2011年)3月11日に発生した大震災以降、本誌で連載
したものを所収。
また、本誌の編集委員でもあった筑紫哲也氏を追悼するために、筑紫氏も出席
した佐高信編集委員・椎名誠編集委員(当時)の両氏もまじえた対談を再録。
さらには、本多氏が子どものころに描いたマンガ原稿も公開しているが、そこ
には「今ヤ日本ハアメリカニ降伏セリ」「以上デコレモ終ワリデスガ」という文
字も・・・・・・。
刺激的で機知に富んだ評論・批評集。
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【5】イベントのご案内
『週刊金曜日』協賛
●どうなってんだ、日本は (3)
政府・東電に騙されないゾ
節電・エネルギー・放射能
講師:伴英幸(原子力資料情報室共同代表)
日時:8月11日(土)18時~20時(開場17時半)
場所:神奈川県・県民サポートセンター304号室
(横浜駅北口5分)
参加費:500円(先着60名)
問合せ:090-5751-0222
主催:週刊金曜日を応援する会・神奈川
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*俺の注目記事
・P4東電福島原発事故、東京、福島、金沢地検が告発、告訴を受理
→おらのコメント「小沢氏のしょうもない市民告訴を起訴にしたなら東電は是非とも起訴すべきだな」
・P5(MBSラジオ)毎日放送の原発問題を取り上げてきた「たね蒔きジャーナル」打ち切りに存続の声相次ぐ
「腰の抜けたMBSよ、シャンとしろよな」
・P12ブラック企業大賞2012 ワタミ、ウェザーニュース、富士通SSL、フォーカスシステムズ、すき家、すかいらーく、丸八真綿、SHOP99
P29核武装を目指すからこそ脱原発 西尾幹二や小林よしのり
P31原子力利用を維持したい米国政府は、反原発の国内世論が盛り上がることを怖れており・・ 伊田浩之
P49戦後史の正体 孫崎享 書評 星徹 米国に不利益をもたらす言論をタブー視する何かがあるのではないか
P54高須基仁のアウトサイダーインタビュー 俺は掛川市出身なんだけど、浜岡原発が建つ海岸は昔から遊泳禁止だったんですね。本来ここは、船が年に何隻も座礁するような海岸だったの。ある日、突然これ(浜岡原発)ができたんだよ。ショックだったし、気持ち悪かった。
P58金メダルより重い差別判決 アスベルガー症候群 求刑超す懲役20年姉殺害大阪地裁判決 7月31日付毎日の朝刊社会面5段見出しにわが目を疑った。 山口正紀
http://mainichi.jp/select/news/20120731k0000m040067000c.html 以下毎日新聞より引用
姉殺害:発達障害の被告に求刑超す懲役20年判決…大阪
毎日新聞 2012年07月30日 21時46分(最終更新 07月30日 23時53分)
姉を殺害したとして殺人罪に問われた大東(おおひがし)一広被告(42)=大阪市平野区=の裁判員裁判で、大阪地裁(河原俊也裁判長)は30日、懲役16年の求刑を超える懲役20年3件を言い渡した。判決は、大東被告が広汎(こうはん)性発達障害の一種、アスペルガー症候群と認定。母親らが被告との同居を断り、被告の障害に対応できる受け皿が社会にないとして、「再犯の恐れがあり、許される限り長期間内省を深めさせることが社会秩序のためになる」と述べ、殺人罪の有期刑の上限が相当とした。
大東被告は小学5年生で不登校となってから、自宅に引きこもる生活を送っていた。判決は、引きこもりの問題を姉のせいと思い込んだ被告が、姉に恨みを募らせた末の犯行と指摘。動機にアスペルガー症候群が影響したと認定する一方、「最終的には自分の意思で犯行に踏み切った」と述べた。また、判決は被告の態度にも言及し、「(障害の)影響があるとはいえ、十分な反省がないまま社会復帰すれば、同様の犯行に及ぶことが心配される」と指摘した。
http://mainichi.jp/search/index.html?q=%E6%B1%82%E5%88%91%E8%B6%85%E3%81%99%20%E6%87%B2%E5%BD%B9%EF%BC%92%EF%BC%90%E5%B9%B4%20%E5%A7%89%E6%AE%BA%E5%AE%B3&r=reflinkより
大阪・姉殺害:大阪地裁、懲役20年 発達障害、求刑超す判決 「社会秩序のため」 毎日新聞 2012年07月31日 大阪朝刊 弁護側は「殺意を抱くようになったのはアスペルガー症候群のためで量刑上考慮すべきだ」と執行猶予付きの判決を求めていた。 判決…
2012年07月31日15時10分[ 地域 ]
http://mainichi.jp/select/news/20120731k0000m040067000c2.html姉殺害:発達障害の被告に求刑超す懲役20年判決…大阪
毎日新聞 2012年07月30日 21時46分(最終更新 07月30日 23時53分)
弁護側は「姉への殺意を抱くようになったのはアスペルガー症候群のためで量刑上考慮すべきだ」として執行猶予付きの判決を求めていた。
判決によると大東被告は昨年7月、被告の自宅を訪れた姉(当時46歳)を包丁で多数回突き刺し、出血性ショックによる低酸素虚血性脳症で死亡させた。
弁護側によると、大東被告は母と2人暮らし。事件当時、母は施設に入所していたという。【渋江千春、堀江拓哉】
◇引きこもりなど支援行き届かず
アスペルガー症候群や自閉症、学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)などの発達障害については、05年4月施行の発達障害者支援法に基づき自治体などが支援に取り組んでいる。本人や家族が気付きにくい場合もあり、乳幼児検診や就学時の健康診断で早期発見し教育現場などでの支援につなげる仕組みだが、今回のように、引きこもりなどで社会との接点がない場合など、支援が行き届かないケースがあるとみられる。
判決などによると、大東被告の場合、約30年前から引きこもり生活を送っており、事件直前に行政が病院への受診を勧めていたものの、実現する前に事件が起きた。
http://mainichi.jp/select/news/20120731k0000m040067000c3.html姉殺害:発達障害の被告に求刑超す懲役20年判決…大阪
毎日新聞 2012年07月30日 21時46分(最終更新 07月30日 23時53分)
発達障害者を支援する団体の全国組織、日本発達障害ネットワークの市川宏伸理事長(67)は「発達障害があるから犯罪を起こすわけではない。アスペルガー症候群の人の多くは、社会生活を営めており、独特な考え方や行動様式を周囲が理解し社会のルールを説明していれば、今回のような事件は起きなかった」と指摘する。
「発達障害者支援センターなど受け皿施設は整いつつあり、再犯を防ぐことは可能だ。今回の判決のように、障害を理由に社会復帰させないのは、差別と偏見でしかない」と訴えた。【渋江千春】
◇アスペルガー症候群◇
言語能力や知的発達に遅れはないとされる。他人の感情や意図を読み取るのが苦手で、自分の興味や関心に固執する傾向があるが、卓越した集中力や記憶力などにより高い能力を発揮することもある。
(引用終わり、著作権は毎日新聞にあります)
・P60 ピーターフォークにうっとり 石坂啓


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