週刊金曜日2012.5.25不毛な尖閣ナショナリズム

2025年9月18日

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 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】今週号目次と次号予告
 【4】近刊のご案内
 【5】イベントのご案内
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 【1】注目の記事
■不毛な尖閣ナショナリズム
尖閣諸島(中国名・釣魚台)をめぐる領土ナショナリズムが日中両国で頭をもたげている。
火をつけたのは、言うまでもなく石原慎太郎東京都知事の「尖閣購入計画」だ。
武力衝突を防ぐには何を知り、どう行動すればよいのだろうか。

■栗原家が抱える二五億円の”負債”
 台湾・香港「保釣運動」と尖閣地主の領土ビジネス 和仁 廉夫

◆野田首相の尖閣諸島発言はなぜ問題か 孫崎 享

●「曖昧さへの耐性」のなさが生む論理の破綻
 領土問題に熱くなる右派論壇の単純思考 能川 元一
石原都知事が再び火を付け、右派論壇が総出で繰り出している「尖閣キャンペーン」──。
彼らの思考様式はすべて「敵・味方」で割り切る二分法であるがゆえに、複雑な現実から遊離して破綻するのが運命付けられている。

●戦火のきっかけとなる尖閣問題
 無条件ですべてを中国側と議論せよ 東郷 和彦
尖閣問題を解決するにはどうすればよいのか。
少なくとも日中が戦火を交えないためにはどうすべきなのだろうか。
戦争にならない外交のために外交官が命をかける時代に入ったとみる外務省元幹部はどう考えるのか。

●ルポ 狙われた国境の島 最終回
 強風を隙間から逃がす島人の思想 野中 大樹

●「従順にして教導されやすい」琉球人からの脱却
 島に継がれてきた智慧を歌え 内原 英聡
「国境の島々」の先人たちは、「目先の利益」に惑わされぬよう歌や踊りを継承してきた。
そこにこそ真の豊穣がある、という価値観を大切にしてきたのだ。
今、そのことを語る意味とは──。島の記憶を探る。
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 【2】編集長コラム
 民主党が政権交代をした当時、官僚排除と政権担当能力のなさが批判された。
 与党議員の経験がない政治家がただちに官僚を使いこなし、海千山千の企業と付き合うことは難しい。
 とはいえ言い訳は許されない。
 今、自身の政治家としての能力を隠すかのように公務員バッシングを続ける橋下徹大阪市長が次期総理だと、
書き得とばかりの報道もあるが、このような人物が政権を握り、国家公務員を民主党以上に突き放して政治ができるのか。たぶん迎合するのではないか。
 さて、今週号で一九九六年から続いた辻元清美さんの「永田町航海記」が本誌を卒業する。
 ピースボートを立ち上げ、市民運動のカリスマから、国会議員になり野党の女王となった辻元さんも今は民主党。
 入党後は与党の動きを誌面に反映してくれることを期待したが、書きづらかったようだ。
 中曽根総理のときに重しになった後藤田正晴氏をめざすと辻元さんは言っていた。
 憲法審査会などで、その役割を果たしていくと期待している。 (平井康嗣)
(過去の編集長後記はホームページでどうぞ)
[編集長後記]はこちら↓ 
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 【3】次号 6月1日号(897号)予告
こんなにあった不公平税制!
消費増税はやっぱりいらない 富山泰一、荻原博子ほか

「再稼働は断固容認できない」泉田裕彦・新潟県知事

「原発は不良債権である」金子勝・慶應義塾大学教授

フィリピン 遺骨収集事業が生んだボーン・ビジネス 工藤律子、篠田有史

告発合戦 まっぷたつに割れた卵業界

最新号目次はこちら↓ 
ホームページ上で一部全文公開しています。
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 【4】近刊のご案内

★新版 のんではいけない薬必要な薬と不要な薬
のんでからでも遅くない、治療者必読の書!
薬害と闘い続けた医師が医薬業界の間違った常識を打ち破る。
医師でNPO法人医薬ビジランスセンター(薬のチエック)理事長である著者がさまざまな薬の危険度と効用を分析・解説する。

★刑事告発 東京電力 ルポ福島原発事故
私たちは被曝してから一年が過ぎた──
福島原発事故の「当事者」が、事故当日から今後の刑事告発&告訴までを記したルポルタージュ。学者、文化人、報道機関などの「罪」を追及。田原総一朗氏も「証拠」資料とともに俎上に。原発を追って25年以上の著者にしか書けない「真実」。

★尾木ママと考える 大震災後を生きる希望のヒント
尾木ママが報道や教育のあるべき姿を語る。
2011年の大震災・福島原発事故を経験した日本、いま、私たちは何を学ぶべきなのか、
どうすべきなのか。おネエ系人気の秘密、報道のあり方、子ども・若者の変化、
教育のあるべき姿、おとなに求められることなど、
石坂さんがリードしながら、尾木先生が超辛口批判&提言。
テレビでは見られない尾木先生の踏み込んだコメントに注目!

★残 夢  大逆事件を生き抜いた坂本清馬の生涯
100年前、明治末期の「大逆事件」で幸徳秋水ら12人が刑場の露と消えた。
事件をでっちあげて特定の政治勢力に弾圧を加え、
時代の風潮を変える検察の“国策捜査”はここに始まり、いま現在も続いている。
ことは検察だけではない。大逆事件はいまも多くのことを教えてくれる。
死一等を減ぜられて生き延び、戦後に再審請求を闘った坂本清馬の生涯は
いまの暗い時代にこそ強い輝きを放つ。

★世界が決壊するまえに言葉を紡ぐ
秋葉原事件から3・11以後へ──中島岳志
私は「言論ゲーム」「批評ゲーム」に飽き飽きしている。
何か大きな出来事があると、既製の枠組みを使って気の利いたことを発信し、
あっという間に忘却していく。
興奮気味に過剰な解釈を加えながら、時間がたつとまた次のネタに過剰反応し、
結局多弁という失語状態が永続する。
あとには何も残らない。
その残像の中で大切な問いは破棄されていく。試されたのは瞬発力のみ。
それが果たして言論なのだろうか。言葉なのだろうか。
本書は私が言葉をぶつけ合いたい人たちと行なった対談の記録である。
みんな言葉を持っている。そこには言葉がある。届く言葉がある。

★新・買ってはいけない8原発事故が引き起こした食品の放射能汚染 私たちのライフスタイルが問われています。
今回は個々の商品の検証はもちろん、要望の高い「買ってもいい商品」と「食品添加物の
見方と避け方」まで指南します。

★貧困なる精神24集
 「英語」という“差別”  「原発」という“犯罪”  
 米国に心も命も収奪された日本人
日本が「英語」によって支配されている「隠れた差別問題」を指弾した「英語」帝国主義と、
原発という「想定されていた人災」を追及する論考・対談を2本柱に構成。
原発の問題は、今年(2011年)3月11日に発生した大震災以降、本誌で連載したものを所収。
また、本誌の編集委員でもあった筑紫哲也氏を追悼するために、筑紫氏も出席した
佐高信編集委員・椎名誠編集委員(当時)の両氏もまじえた対談を再録。
さらには、本多氏が子どものころに描いたマンガ原稿も公開しているが、そこには
「今ヤ日本ハアメリカニ降伏セリ」「以上デコレモ終ワリデスガ」という文字も・・・・・・。
刺激的で機知に富んだ評論・批評集。
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*俺の注目記事
P4金曜アンテナ 水道・ガス使えず困惑する住民 「警戒区域」を解除された南相馬市小高区
P9風速計 (5月)22日付の東京新聞朝刊間1面には「(福島原発)1号機水位40センチ」「格納容器下部に穴 漏水か」落合恵子
P36飲水思源第20回念願の日刊紙『東京タイムス』佐高信 東京民報
徳間は「ことをなすには、プロフェッショナルよりも、よごれに染まらない若く無名で貧乏な人が大きな原動力になる」「新聞は一報はいらない。起こったことのこれからの見通し、分析、解説なんだ。」
P41貧困なる精神516名指しされた『朝日』は反論しないのか 石原に訂正・謝罪を求める9 本多勝一
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最近の週刊現代の橋下総理?などの迎合の擦り寄り路線はヒドイナあ。