被ばく牛 命の危機 福島旧警戒区域ー河北新報2013.8.26

2025年9月16日

河北新報2013年8月26日、1面、19面より引用(著作権は河北新報にあります)

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掲載しようと溜めていた河北だったがこれは見過ごせない。以下記事より、
東京電力福島第1原発の事故で被ばくした牛を殺処分せず飼い続けている同原発20キロ圏内の畜産農家が、餌不足に悩んでいる。放射性物質に汚染された牧草を、近くの福島県鮫川村が国の指示で19日に焼却処分を開始したからだ。最後の望みを絶たれた牛たちの命は風前のともしびだ。
 住民の立ち入りが厳しく制限された旧警戒区域の被ばく牛は現在、農家13軒で計約750頭(肉牛)が飼われている。このうち360頭を抱える「希望の牧場・ふくしま」(福島県浪江町)の吉沢正巳代表理事(59)は「餌がない。牛を生かし続け、原発事故の恐ろしさを何とか語り継ぎたいのだが…」と苦り切った表情で話す。
 希望の牧場は、餌の量を減らして今回の事態に対応している。牛たちは日に日にやせていくばかりで、餌の時間は、残りわずかになった牧草に群がった。
(19面一部引用)牛舎で一頭一頭を見ると、どれも背骨とあばら骨が浮き出て、ガリガリにやせている。モーと鳴きもしない。(略)
 国が放射性物質の汚染対策で始めた乾燥牧草の焼却処分は、被ばく牛の胃袋を直撃した。育てて稼ぐ機会をつぶされ、今度は無料で手に入る餌さえ奪われた松村さんは「飼料を買うカネなんかない。冬は越せそうもない」と落胆した。
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これはひどい。牛のえさ分くらい焼却せず置いておいてもいいだろうと国に抗議したい!!