週刊金曜日2015.4.3号 〈戦後70年〉統一地方選その無関心が戦争を招く

2025年9月15日


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________________『週刊金曜日
★新刊★ ワイセツって何ですか? 「自称芸術家」と呼ばれた私
     [ろくでなし子:著]
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 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】次号予告
 【4】近刊のご案内
 【5】イベントのご案内
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 【1】注目の記事
■〈戦後70年〉統一地方選
その無関心が戦争を招く
戦後70年を迎えた年の統一地方選挙の最中だ。安倍政権は地方選挙への影響を
恐れて、安保法制や改憲についてはトーンダウンした。平和を掲げる公明党に
配慮してのことだろう。しかし地方選挙後には、選挙結果を受けて集団安全保
障を行使するための関連法制の議論を一挙に進め、憲法改悪も視野におくだろ
う。足下の政治でなにが問われているのか考える。
●増える無投票区、「日本会議」も多く出馬 本誌編集部
●与野党全面対決の注目選挙区・北海道知事選
“隠れ再稼働派”の現職に「脱原発」の野党連合が対峙 横田一
10道県の知事選告示でスタートをきった統一地方選。なかでも注目を浴びるの
が国政与野党が全面対決する北海道知事選だ。原発再稼働を進める巨大与党は
ここで負けると、アリの一穴になりかねない。
●やはり選挙は面白い リズムに乗る人乗れぬ人
「地方創生」など一部争点は報道されているものの、この選挙で問われている
こと、重視すべきことはまだまだある。
◎与野党超え国会議員50人が集結
亀井静香「根っこの会」の狙い 伊田浩之
◎あの漫画家もボランティア参加
自由すぎる選挙ステッカーの魅力 和田静香
◎社員が忖度してつける見出し
プロパガンダ目立つ『読売』サイトの「公正中立」 岩本太郎
◎差別発言や性暴力事件の解決策は
安倍政権「女性活躍」政策の中身 竹内絢
◎「尖閣上陸」田中杉並区議のパフォーマンス
政務調査費で学費払った大学院をこっそり中退 三宅勝久
◎増えつづける「緑茶会」の推しメン
脱原発! ご当地百人衆の創造力 伊田浩之
◎市民派が一人でも議会にいる意味
16年間85回登壇した県議の存在感 伊田浩之
◎渋谷区長・区議選の焦点は企業タイアップ型行政
“新宮下公園”など三井不動産との蜜月関係に審判 林克明
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 【2】 編集長後記
 地方議会の選挙戦が各地で始まったが、中央政府の横暴が各地で再現されるのか気になる。
あらためて民主主義、民主制を問いたいのだけど、どうとらえたらよいのか。多数決か。話し
合いか。権力が暴走しないようにする民衆によるブレーキ、だろうか。
「劣化する自民党」(2月20日号)という特集を組み、合点したものがある。それは自民党三
役会の全会一致方式だ。総務、政調、幹事で法案を全会一致することをもって国会で審議する
仕組みだ。もちろんすべての議員が納得するわけではないが(そのようなこともまずない)、
十分議論を尽くしたことで反対でありながらも納得するのだ。だから国会で明確な造反が出な
い。
 これはおもに小泉政権前の自民党の時代の話だが、民主制がめざすものは全会一致ではない
だろうか。はなから多数決をめざすのはただの権力行使。もしくは決断という単なるサイコロ
振りだ。十分に議論を尽くしたと実感した上での多数決と、議論の不十分な多数決では同じ民
主制でもまったくちがう。 (平井康嗣)
(過去の編集長後記はホームページでどうぞ)
[編集長後記]はこちら↓ 
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 【3】 2015年4月10日号(第1035号)予告

歴史歪曲主義者のナルシシズムを徹底批判
安倍談話のまえに知りたい歴史問題
防衛研戦史専門家も呆れた『産経』「南京虐殺否定」記事 
韓国で報道検証 「『朝日』捏造説」は捏造だった 吉方べき
「慰安婦」報道をめぐる「『朝日』集団訴訟」のお粗末   能川元一
「慰安婦」否定派が狙う「米国での勝利」の中身     山口智美
日中民間合同調査で明らかに 湖南省の虐殺事件     田所明治
新任教師へのパワハラ
初公判直前 ろくでなし子が新作漫画描き下ろし!
満腹の情景 写真と文 木村聡
好評連載
「1★9★3★7 時間はなぜ消されたのか」   辺見庸
<好評連載>
それでもそれでも     齋藤陽道
飛耳長目        佐藤優
新・政経外科      佐高信
くらしの泉 漢字と社会  笹原宏之
風速計      本多勝一            
メディア一撃 岩本太郎   
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 【4】近刊のご案内
★ワイセツって何ですか?
著者: ろくでなし子 1400円+税、A5版並装 168頁
ISBN: 978-4-86572-001-3
どうしてまんこで2度も逮捕されなくちゃいけないの!?
大反響の本誌連載に大幅加筆。刑事、検察とのやり取りや留置場のなかの出来事を詳細に描く
。また著者渾身の「まんこちゃんストーリー」をはじめ、まんこアーティストになった経緯を
漫画でたどり、「ジオラマン」や「マンボート」など、これまでの作品をカラーで紹介。「は
たしてまんこはワイセツなのか」そんな前代未聞の裁判が始まるなか、改めてみんなで考えた
い「ワイセツって何ですか?」超永久保存版!

絶望という抵抗
著者: 辺見庸・佐高信 1500円+税、四六判上製・208頁
ISBN: 978-4-906605-99-6
「人間はここまでおとしめられ、見棄てられ、軽蔑すべき存在でなければならないのか」――辺見庸
侵略という歴史の無化。軍事国家の爆走と迫りくる戦争。人間が侮辱される社会・・・。二人
の思索者が日本ファシズムの精神を遡り、未来の破局を透視。誰かが今、しきりに世界を根こ
そぎ壊している。日本では平和憲法を破棄しようとする者が大手を振っている。
喉元に匕首を突きつけて私たちは互いに問うた。なぜなのだ?あなたならどうする?呻きにも似
た、さしあたりの答えが本書である。

ピケティ入門
『21世紀の資本』の読み方
著者: 竹信三恵子 1200円+税、四六並製・128頁
ISBN: 978-4-86572-000-6
格差社会ニッポンへの警鐘!!
世界を震撼させたベストセラーから何を学ぶべきか
「現代のマルクス」ともいわれるトマ・ピケティは放置すれば格差は拡大する、平等に向けた
格差縮小の力を創出することこそが人類の知恵と説く。「格差」の現場を取材してきた著者が
、世界的ベストセラー『21世紀の資本』を読み解き、アベノミクスの罪を暴く。

★『週刊金曜日』臨時増刊号 特別編集「従軍慰安婦」問題(2014年10月29日号)
「慰安婦」問題で日本が問われていること
『朝日新聞』の検証記事以降、「従軍慰安婦」問題がさまざまな論議を呼んでいます。
全国紙や有力雑誌による『朝日』バッシングは苛烈さを増し、政府与党からも批判の声が相次
いでいます。
しかし、歴史修正主義者がどのように主張しようと、「従軍慰安婦」の強制性を裏付ける証言
・資料は否定できません。
歴史修正主義の蔓延する現在の状況では「本当のこと」を把握するのはたやすくありません。
肝心の資料の解説がねじ曲げられたり、証言が過小評価されたりすることが多いからです。
そこで、この問題の核心をわかりやすく解説する臨時増刊号を刊行します。
『週刊金曜日』掲載記事のほか主要な資料を添付した、まさにまるごと一冊「従軍慰安婦」号
です。
〈主な内容〉
対談 梁石日×辛淑玉 「国家」にしかよりどころがない日本人
半藤一利氏に聞く 歴史とは人間がどういうものか学ぶこと  
今だからこそきちんと知りたい「慰安婦」問題の基礎知識  川田文子 
右派論壇誌にはびこる「慰安婦」否定の手口        能川元一 
『産経』が渋々「訂正」お粗末すぎる記事         梁澄子
証言が明かす軍「関与」の実態              西野瑠美子
河野談話と加害責任                   東郷和彦
「報道」検証より「慰安婦」問題を            上野千鶴子
被害者証言「法廷」で裁かれた日本軍           松井やより
座談会 歴史歪曲の動きにとどめを!
高嶋伸欣×俵義文×西野瑠美子×山田朗
元オランダ人「慰安婦」は「強かんと暴行」を証言     テッサ・モーリス=スズキ
グレンデール市従軍「慰安婦」碑の撤去を求める訴訟をめぐって 小山エミ
吉見義明教授に聞く 右派の思惑が外れた「河野談話」検証 
『産経新聞』の「河野談話見直し」キャンペーンに反論   林博史           
『文春』、大高未貴氏による〝でっちあげ〟報道を韓国人教授が告発 
永田浩三・元プロデューサーに聞くNHKの「慰安婦」報道  
元『朝日』記者の社会的抹殺を狙う〝テロ〟を許すな! 
中曽根元首相と故・鹿内産経新聞元社長の無自覚な告白 その他
○増刊号は書店のみの発売です。定期購読には含まれませんので最寄りの書店でお求め下さい。
※本増刊号には一部、本誌掲載記事を再録しています。
※音訳版も発行します。

新・買ってはいけない10著者: 渡辺雄二、1200円+税、A5判並製・208頁
ISBN: 978-4-906605-98-9

必要じゃないものを買わされていませんか?
超便利な「食品添加物事典」がついています!
主な内容
第1章 「買ってはいけない」
・めでたい正月も地獄になる!? 安全・安心を求めたい「おせち料理」
・増粘多糖類に要注意、調味料の進化系「ぽん酢ジュレ」
・保存料・着色料不使用でも添加物の多さがマイナス「セブン-イレブンのお弁当」
・「スクラロース」の危険性、そろそろ真剣に考えませんか
・なんでこれがトクホなの?大いに疑問「キリン メッツコーラ」
・体に悪いものも入っている「乳酸菌飲料」
・「エナジードリンク」って何がエナジー?
・過信するべからず「二日酔い防止ドリンク」
・「見た目はミネラルウォーター」。しかしその実態は……!?
・熱中症の不安につけこむ「熱中症対策ドリンク」
・カラメル色素に注意しよう「ノンアルコールビール」
・「美白化粧品」危ないのはロドデノールだけなのか?
・風邪をひいたら飲んではいけない「風邪薬」
・ペットの健康を害する「ペットフード」
・ペットの体に農薬をつける「ペット用ノミ取り」グッズ
このほか「フロッシュ」、「ウィルス除菌製品」、「ボディシート」、「制汗ウォーター」、
「ゼオライト入り歯磨き剤」等、話題の商品を取り上げます。

第2章 すごく役立つ!食品添加物事典
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 【5】イベントのご案内
★ シンポ 朝日新聞問題を通して考える「慰安婦」問題と日本社会・メディア
発言:松原宏之/伊藤和子/青木理/林香里/植村隆
日時:4月5日(日)13時半~17時半(開場12:45)
場所:東京外語大学・プロメテウスホール
(府中市朝日町3-11・西武多摩川線「多磨駅」5分)
参加費:1000円(学生・非正規500円)
問合せ:jwrcenter1993@gmail.com
主催:呼びかけ人(内海愛子・大森典子・川上詩朗・金富子・
       坂元ひろ子・田中宏・中野敏男・林博史)
協賛:『週刊金曜日』
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統一地方選挙を考えるお供に1冊。久しぶりのメールニュース掲載。