週刊金曜日 1398号 2022.10.28 目次 自民党と宗教右派part2
*私の注目記事
P14 家庭教育支援条例や家庭教育支援法の制定を目指す動き 何が問題か 山口智美
P16 倫理研究所 親学 高橋史郎氏 日本青年会議所(日本JC)が果たした役割も大きい。
2012年維新大阪市議団の発達障害の記述に批判殺到。家庭教育支援条例素案が白紙撤回。
同年熊本では同条例が制定。2022年9月時点で群馬、茨城、岐阜、福井、岡山、香川、徳島、熊本、宮崎、鹿児島など10県6市で制定。
「家庭」にこだわる統一教会が各地で運動
P30 中国に残る旧日本軍の遺棄化学兵器処理事業の今 稲垣美穂子
問題は遺棄化学兵器を処理しても有機ヒ素化合物が残ることだ。 2003年黒龍江省チチハル市で毒ガス漏れ事件、作業員が死亡。
被害者の苦しみに向きあわない政府
P33保険証のマイナンバーカード一体化デジタル監視社会の入り口か 慎重姿勢の新聞と賛同のテレビ 臺宏士
2021年委は横田基地夜間差止等請求した原告団の情報を防衛省が民間事業者に提供しようとしたことが発覚
P47 STOP!9条改憲97 高田健 安倍国葬は政治的失敗だった 不支持43%の岸田は改憲と大軍拡を進めようとしている。
ロシアのウクライナ侵略、台湾有事、朝鮮有事が喧伝され、防衛力増強が強調されている。
P53書評「太平洋戦争秘史」周辺国・植民地から見た日本の戦争 山崎雅弘 著(朝日新書) 加藤直樹
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編集長の今週の読みどころ
fujisan目次
内容
■表紙
■それでもそれでもそれでも 齋藤陽道
■風速計 「いまどき藩閥政治」 田中 優子
■金曜アンテナ
・岸田政権は統一教会「解散請求」をできるのか? 法的可能性から焦点はいつ? 本田雅和
・伊藤詩織さんが杉田水脈議員に控訴審で逆転勝訴 「いいね」による不法行為認定 小川たまか
・原発予定地の山口県上関町で11年ぶりの町長選 政府の原発回帰、地元の混迷 山秋真
・朝鮮戦争反対デモ弾圧の裁判資料を博物館に寄贈 「吹田事件」を語り継ぐために 西村秀樹
■さらん日記
■凱風快晴ときどき曇り 「図書館の戦い」 内田樹
■11月の原発裁判
■政治時評 榎本順一
■統一教会だけじゃない! part 2 「家族」に介入する自民党と宗教右派
・「家庭教育」めぐる連携の動き、何が問題か 山口智美
・岡山の闘いから学ぶ 「家庭教育応援条例」に「いらないよ!」と言い続けた1年間 黒部麻子
・旭川市でいったん止まった条例制定の動きと市民運動 山口智美
■地盤災害、環境汚染、多量の冷却水確保など問題続々
東京の水源・多摩川上流に産廃焼却施設の建設計画 藤原寿和
・人口2000人の村と“民主主義” ジョー横溝
■肯わぬ者からの手紙 「立ち込める国家悪の瘴気 極まる人倫衰亡と魂の死」 山口泉
■化学兵器禁止条約発効から25年、中国に残る旧日本軍の負の遺産
国家プロジェクト 遺棄化学兵器処理事業の今 稲垣美穂子
■メディアウォッチ 健康保険証のマイナンバーカード一体化はデジタル監視社会の入り口か
慎重姿勢の新聞と賛同のテレビ 臺宏士
■後期高齢者の医療費負担割合に「2割」が新登場 内藤眞弓
■顔、名前、病気も隠さない 精神疾患の体験を舞台化する表現者たち 中村富美子
・精神科医で劇作家、くるみざわしんさんに聞く 患者の「治療文化」が希望
■「働く」からいまを見つめる 「警報装置と罰則頼みの園児置き去り防止策」 竹信三恵子
■【提携連載企画】公害『PFOA(ピーフォア)』29
それでもダイキンを見逃す者たち Tansa 中川七海
■STOP! 9条改憲 「安倍国葬」は政治的失敗だった 高田健
■半田滋の新・安全保障論 「台湾有事を誘発するのは『権力欲』と『都合』」
■はまぐりのねごと 中山千夏
■なまくらのれん 小室等
■写日記 松元ヒロ
■きんようぶんか 本・映画・音楽・美術・TVドキュメンタリー
■言葉の広場、金曜川柳、イラストレーション、写真展、論考
■櫂未知子の金曜俳句
■ヒラ社長が行く 植村隆
■読者会から
■市民運動から講演・映画・音楽イベントの情報案内板
■金曜日から、編集長後記、業務部からのお知らせ
■猫様 想田和弘
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<> 2022.10.28
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【1】注目の記事
【2】編集長コラム
【3】次号予告
【4】既刊本のご案内
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【1】注目の記事
■統一教会だけじゃない!Part2
「家族」に介入する自民党と宗教右派
統一教会(現・世界平和統一家庭連合)が、国の政策などに及ぼしてきた影響が問題視されている。ただ、「家庭」にこだわる統一教会が男女共同参画や性教育、
同性婚や夫婦別姓などの家族政策に激しく反対してきたことは注目を集め始めている半面、良いもののように聞こえてしまうことから批判が難しい「家庭教育支援条例」や「家庭教育支援法」の制定をめざす動きはほとんど注目されていない。この法や条例制定の動きは、国や自治体で展開され、民間のさまざまな団体や宗教右派なども連携する形で推し進められてきた。すべての「家族」への介入を可能にしようとする「家庭教育」をめぐる問題を掘り下げる。
●「家庭教育」めぐる連携の動き、何が問題か
山口智美
●岡山の闘いから学ぶ
「家庭教育応援条例」に「いらないよ!」と言い続けた1年間
黒部麻子
今年3月、岡山県議会で「岡山県家庭教育応援条例」が可決され、4月に施行された。この条例には、県民から多くの反対の声が上がり、岡山弁護士会からも反対声明が出るなどしたため、全国的に注目された。制定を止めることはできなかったが、約1年間、条例に「いらないよ!」の声を上げ続けた市民がいたことで、危機感が広がった。この反対運動の当事者が、試行錯誤の闘いの全貌を報告する。今後も各地で進むと思われる条例制定の動きをふまえて。
●旭川市でいったん止まった条例制定の動きと市民運動
山口智美
2020年頃から「家庭教育支援条例」制定に向けた動きが活発化した北海道旭川市では、統一教会(現・世界平和統一家庭連合)を中心に、日本会議やモラロジー、自民党が連携してきた。統一教会が注目される中で制定の動きはいったん止まったが、そこには危機感を抱いて活動を続ける市民らの力もあった。
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【2】編集長コラム
元同僚の死
先週土曜日、以前勤めていた会社の元同僚(男性)を追悼する会に参加した。今年9月に58歳の若さで亡くなった。胃がんだった。妹さんの挨拶が胸に突き刺さった。「みなさん、どうか健康診断を受けてください。兄は、我が家はがん家系ではないから大丈夫などと言って健診を受けませんでした」。そういえば、12年前にやはり胃がんで亡くなった元男性上司も、忙しさにかまけて健診を受けていなかった。がんが発見された時にはもう手遅れの状態だった。元上司も享年58歳だった。
近年医学の進歩によって、がんは不治の病ではなくなった。早期発見できれば、なおさらだ。そのためにも年に一回は健診を受けておきたい。
先日受けた健診の結果が少し前に届いた。私は健康体で、これまで大病をしたことがないし、持病もない。でも血糖値が高かったりと、年相応に注意すべき点も見つかった。数値は身体からの信号だと考えて、生活習慣を改善していきたい。まずは、休肝日を設けることから始めることにしよう。(文聖姫)
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【3】次号予告:2022年11月4日号(第1399号)
【特集】
●宮沢和史インタビュー
大ヒット曲「島唄」から沖縄の未来を考える
100年後の沖縄のため たった1人でやれることがある|聞き手 藤田正
ヒット曲でたどる沖縄の戦後文化史|藤田正
【飯塚事件】
●早すぎる死刑執行の謎
精度の低いDNA鑑定と不自然な目撃証言を根拠に有罪判決|神原里佳
【新・買ってはいけない】
●市販の「味付け玉子」は添加物の使いすぎです|沢木みずほ
【くらし 食】
●誰のための総合経済対策?|垣田達哉
【好評連載】
これからどうする?
●新・自由民権運動を|田中優子
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【4】既刊本のご案内 http://www.kinyobi.co.jp/publish/index.php
★この日、集合。
井上ひさし・永六輔・小沢昭一 著 1000円+税 A5判並製・106頁
https://www.kinyobi.co.jp/publish/000398.php
2006年5月3日憲法記念日。井上ひさしさん、永六輔さん、小沢昭一さんの3人が、東京・紀伊國屋ホールに集合した。そこで語られた今は亡き3人の言葉の達人による平和への思いは色あせず、この言葉を後世に繋げたい。(2006年刊)
★日本会議と神社本庁
『週刊金曜日』成澤宗男 編著 1000円+税 A5判並製・232頁
https://www.kinyobi.co.jp/publish/002036.php
1997年に設立された日本会議は、神社本庁といくつかの宗教団体が中核をなす、右派団体だ。また関連組織の日本会議国会議員懇談会には、多くの国会議員が加わっている。ナショナリズムと宗教が結びつき「壊憲」を目指す右派組織『日本会議と神社本庁』(2016年刊)
┃Kindle版┃原発の来た町──原発はこうして建てられた/伊方原発の30年
斉間満:著 Kindle 購入価格:700円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002524.php
「安全」であれば原発はよい、とは言えない。原発の建設や運転の過程ではさまざまな「暴力」が吹き荒れ、またカネの力によって人々の心や生活を傷つけ、踏みにじってきた。
著者の斉間満さん(2006年10月17日永眠)は、伊方原発の誘致話が表面化して以降、自らの一生をかけてこの問題に取り組んできた。新聞記者として、一人の住民として、裁判の原告として長い長い闘いだった。
この書籍は、斉間満さんが2002年5月、南海日日新聞社から刊行した著書『原発の来た町─原発はこうして建てられた/伊方原発の30年』を元に新たに編集した新版。伊方原発のためになにが起きたかを知ることは、日本のエネルギー政策の今後を考えるために必要だ。
【目次】
はじめに
まえがき(小出裕章)
【年表】伊方原発をめぐる動き
1.原発はこうして建てられた
2.安全協定無視の3号炉増設
3.出力調整試験
4.伊方原発のいま
5.原発と地域
あとがき
【筆者紹介】
斉間 満(さいま みつる・1943年生)
伊方原発建設当初、地方紙の記者として取材したのが伊方原発との関わりの始め。取材していく中で地元にあるローカル紙が原発の危険性に少しも触れないことに疑問を感じて焦りを覚える。経験も知識も資金も貧しい中ではあったが、地元で原発を批判していく必要を強く感じて一九七五年「南海日日新聞社」を立ちあげる。以来一貫して原発反対と匿名報道を貫き、伊方町を含む周辺の町や八幡浜市の人々に原発の危険性を伝え続けてきた。
伊方原発二号炉設置許可取消裁判は、本人訴訟として起こされたが、原告の1人に加わり23年間法廷で闘った。しかし、2000年12月判決の4日前に持病の心臓病が原因で脳梗塞を発病し、左半身不随車椅子生活の身となる。現在施設に通いながらリハビリに励む傍ら、原発を止めるまで南海日日新聞を発行し続けることが自分のできる反原発運動であると考え、同じ原告、反原発の仲間であり社員の一人である近藤誠さんの助けを得ながら残された右手でワープロを打つ日々である。
2006年10月17日永眠。
┃Kindle版┃マイナンバー
明石昇二郎:著 Kindle 購入価格:500円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002448.php
「マイナンバー」の通知が始まった2015年10月から2年が経った。だが、便利になるどころか、さまざまな不具合が生じている。問題点を洗い直すとともに、「マイナンバー」によって余計な負担を強いられる市民一人ひとりが自衛策を考える上での"処方箋"を提供する。
┃Kindle版┃バラ色のひきこもり
勝山実:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002203.php
「ひきこもり」というと、白い目で見られがち。
でも、当事者が日々、どんな思いで暮らしているのか、
その声が伝わることはほとんどありません。
高校3年生から45歳の今まで、ひきこもりを続ける
自称「ひきこもり名人」の勝山実さんに、
なぜにひきこもり続けるのか、
自身のひきこもり生活の極意を書いてもらいました。
┃Kindle版┃何がどうして発達障害
司馬理英子:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002011.php
自分では気をつけているつもりなのに、「うっかり」ミスばかり。
時間やお金の管理も超苦手。
やらなきゃいけないことはたくさんあるのに、何から手をつけたら……?
あの人ってなんでいつもいい加減なの!
スケジュールどおり仕事ができないし、融通も利かないし、
人の気持ちをわかろうともしない。社会人失格なんじゃないの?
本書は発達障害という切り口で、そんな悩みに迫ります。
近ごろメディアで取り上げられることの多い発達障害ですが、
肝心なのは周囲の対応であることは、あまり知られていません。
自分(あるいは相手)の言動に悩んだら、本書をひもといてみてください。
きっとそれまでとは違った視点で、
自分や相手のことを見つめられるようになりますよ。
┃Kindle版┃エシカルに暮らすための12条 地球市民として生きる知恵
古沢広祐(ふるさわ・こうゆう):著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002859.php
最近よく耳にする「エシカル」という言葉。
エコやオーガニックとちょっと似ていますが
生産者の人権や労働環境、商品生産の背景まで考慮する点が違います。
本書がグローバル化によって地球のすみずみにまで広がった生産・消費のつながりを
改めて考えるきっかけになればいいなと思います。
【『エシカルに暮らすための12条』目次】
はじめに
第1条 グリーン(環境)からエシカル(社会)へ
第2条 ファッションだってエシカルに
第3条 鰻を食べて大丈夫かな? 水産物こそエシカルでありたい
第4条 有機=エシカル? オーガニック認証への問い直し
第5条 森のエコラベル
第6条 動物福祉─アニマルウェルフェア 先を進む世界の動向
第7条 町ぐるみでエシカルめざす フェアトレードタウンの広がり
第8条 過熱するペットビジネス 輸入ペットの動向にも注意!!
第9条 日本にもある現代の奴隷制度
第10条 つくる責任・つかう責任 SDGsのゴール12
第11条 銀行・投融資を変えるエシカルなお金って?
第12条 『バナナと日本人』のその後
補論 日本でのエシカルの広がり──エシカル通信簿、ブラック企業大賞、地方での展開
【著者略歴】
古沢広祐(ふるさわ・こうゆう)
1950年生まれ。國學院大學経済学部教授、NPO「環境・持続社会」研究センター代表理事。著書に『みんな幸せってどんな世界』(ほんの木)、『食べるってどんなこと? あなたと考えたい命のつながりあい』(平凡社)、『地球文明ビジョン』(日本放送出版協会)、共著に『フェアトレードビジネスモデルの新たな展開』(明石書店)など。関連するトピック情報として、サステナブル・ブランドジャパン(SB-J)ネットサイト(http://www.sustainablebrands.jp/)で連載コラムを掲載しています。
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